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答え合わせ 2月の訪問研修 

さてさて 皆さん わかりましたでしょうか?

2月の訪問研修 ’言葉使い’ 答え合わせをしましょう!!

   ・ (タメ)口

   ・ 過剰な(敬語)

   ・ (赤)ちゃん言葉

   ・ (命令)口調

   ・ (行動)の制限

   ・ 予備捨てや(あだ名)

   ・ (脅し)文句

   ・ (急がす)言葉

   ・ (専門)用語

   ・ (若者)言葉

   ・ (侮辱)する言葉

以上が答えになります。

なんだろうかと考えるところもあったかもしれないですね。

虐待防止法でも取り上げられているのでご存じの方がほとんどだと思いますが、何故ダメなのかの解説をしていきますね。

  ~タメ口~

ご利用者様とお顔を合わせる機会が増えてくると距離感が近くなり、ついつい親しみを込めて『タメ口の方が良いのでは』と考えがふとよぎることがあるかもしれません。

しかしそれは個人の考えで、相手は望んでいない場合があります。また周りの方もきっとその関わり方には違和感を持たれるでしょう。

いくら気心が知れた仲に成り得たとしても、ご利用者様は人生の先輩であることを忘れずに尊敬の念をもって

必ず敬語を使うようにしましょう。

  ~過剰な敬語~

利用者に対する口調は敬語が基本となるものの、

「ジュースとお茶がございますが、どちらがよろしいでしょうか?」

とあまりに聞きなれない言い回しや過剰やへりくだった敬語は使用しない方がいいでしょう。伝わりにくいし、かえって失礼に感じられる場合があります。

利用者やその家族と接する際は、日常語に「です」「ます」などの助動詞を添えた丁寧語での言葉遣いを意識していきましょう。

 

  ~赤ちゃん言葉~

「よくできまちた」「ねんねしましょうね~」などの赤ちゃんに対して使われる言葉のことを赤ちゃん言葉といいます。

これは相手を下に見ていると捉えらえ、ご本人やご家族からも馬鹿にされていると思われてしまいます。

業務中に使用する口調はあくまで敬語を心がけ、ご利用者様に対して敬意をもって接しましょう。

 

  ~命令口調~

忙しい介護現場では「早く食べて」「そんなことしないで」など、ご利用者様に伝わりやすいと考えて命令口調で強い言葉を使ってしまいそうになりますが、適した表現ではありません。

命令口調には、「相手を思うとおりに動かしたい」という心理が隠されている為、言葉かけには適しません。ご利用者様を尊重する気持ちを持って接すると、自然に減るでしょう。

 

  ~行動の制限~

「待っていてください」「席に座っていてください」などはお願いや依頼の表現として使う人が多いものの、ご利用者様の行動を制限している『スピーチロック』と呼ばれる言葉に該当します。

『スピーチロック』とは、言葉により身体的または精神的な行動を抑制することで、

『言葉の拘束』とも呼ばれています。

スピーチロックにより、コミュニケーションがうまく取れなくなったり、行動意欲や日常生活動作(ADL)が低下したりする高齢者もいます。

普段の何気ない声かけであっても、介護職員1人ひとりが「今の声掛けは、スピーチロックになっていなかったか」と考え、ケアを行うことが大切です。

 

  ~呼び捨てやあだ名(愛称)~

関係性が深まると、親しみを込めて呼んでしまいたくなります。

ただし介護職員とご利用者様との関係は、家族でも友人でもありません。また呼び捨てはもちろん、あだ名や愛称は失礼に感じる人が多いようです。

基本的には「名字+さん」付けてで呼ぶようにしてください。

 

  ~脅し文句~

脅し文句とは『人をおどし、恐れさせる言葉』だそうです。

『この時間までにこの業務をしないといけない』と決められたスケジュールに追われてしまい、業務を優先したい気持ちが強くなりすぎた結果、脅し文句になっている場合が考えられます。

『業務優先』ではなく『ご利用者優先』でご利用者に向き合いたいですね。

  ~急がす言葉~

介護職員が業務優先になるあまり、焦って急がす言葉をかけてしまうと、転倒や転落といった事故発生の可能性があり、非常に危険です。特に身体機能が低下した方に対して、尊厳を傷つけてしまう事もあります。

 

  ~専門言葉~

「徘徊(ひとり歩き」「傾眠(うとうとする)」などの専門用語はご利用者様やご家族様には伝わりにくい言葉の一つです。

話を聞く人の立場を考えて、わかりやすい言葉に置き換えて話すように意識していくと良いでしょう。

 

  ~若者言葉~

専門用語と同じく、伝わりにくい可能性が考えられます。

また、ご利用者様はあくまで友達ではなくお客様という認識を再確認し、理解しやすい言葉を遣っていきましょう。

 

  ~侮辱する言葉~

「ヨボヨボ」「ボケてる」といったご利用者様を侮辱する言葉は、ご本人の人格を否定する言葉であり、絶対に言ってはいけません。ご本人はもちろん、周りの人を傷つけてしまいます。

職員同士の会話であっても、モラル低下、モチベーション低下を招いてしまいますので、そのような言葉自体使用しないように心がけましょう。

 

少し解説が長くなってしまいましたがどうでしょう?

「つい遣ってしまいそう」と、思う言葉もあったかもしれません。

言葉を変えるには、自分の中の心がけを変えるのが効果的です。心がけひとつで不適切な表現は格段に減っていきます。

・3つの心がけ

① 相手を尊重する。

② 相手の立場に立つ。

③ 柔らかい言葉を使う。

 

どれも当たり前のことばかりでしたね。

『当たり前のことを当たり前にできる人』

として日々精進していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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